HOME > アート印刷ブログ > おかもっちゃんの「製造業集まれ!」 ~織物工場編Vol.7~ iStome2(アイストーム)ブログ
ニュース
2018/03/27

おかもっちゃんの「製造業集まれ!」 ~織物工場編Vol.7~ iStome2(アイストーム)ブログ

管理者用
アート印刷ブログ

ここまで織物会社、2社の工場を見学してきたなかで、ふと気になったのは、織物がどんな衣料品になるかということ。丹精込めて作られた織物だからこそ、立派なセーターやマフラー、カバンなどになってほしいんや。

製品化までにはいろんな人の技術や知識、知恵が必要なんやろうけど、印刷業界に携わるボクとしては、デザイナーさんの役割に注目したい。あいにく今回の見学では衣料品のデザイナーさんと会う機会はなかったけど、ここは皆さん、ボクの考えを聞いたってくれるか。えっ、ぜひ聞きたいて? ほな遠慮なく(笑)。

ボクが思うには、デザイナーさんて大きく分けると2種類いてはると思うねん。

最初に思い浮かぶのはデザインする素材、衣料品やったら織物のことに詳しい人。「この生地を使えば、こんなもんが作れるなあ」と考えるタイプやね。

もう一方は、織物について詳しくない人。もしくは詳しくても、その知識はいったん横に置いといて、とにかく理想のデザインを追求するタイプ。

製品ができるまで、どっちのタイプがスムーズかと言うたら、そら前者に決まってるわな。「こんな服を作りたいから、御社にあるこの織物を使いましょう」というわけやから。とは言え、作り手の想定内でできたもんは、買い手にとっても新鮮味に欠けるんやないかなあ。

ところが後者になると事情が全然違ってくる。「こんな服を作りたいから、これにピッタリな織物を用意してください」っちゅうわけや。場合によっては、新しい織物の開発に迫られるかもしれへん。無茶ぶりにもほどがある(笑)。そやけども、もしできたらその技術は最先端やし、売り出せばヒットするやろな。なにしろ“世界初”の製品なんやから。

これはどの業界にも言えると思う。基本すら理解していない場合は別やけど、無茶を言う面倒くさいデザイナーさんこそ、じつは企業が躍進する起爆剤になりえるんやないかな。

ボクの経験からすると、そんなデザイナーさんには若い人が多い気がする。しかしせっかくのグッドアイデアも若い、実績が無いというだけで軽くあしらわれ、「こんな素材がほしい」と言っても「そんなもんあるか!」と一喝されてしまうケースが少なくないみたいやわ。

業界団体の会合では、エライさんが毎回「業界をあげて若手を育てよう!」と号令をかけている。ところが現場で行われていることは、まったく真逆やねん。なかには「ウチは若手の意見を大事にしてるで」という経営者もおるやろ。でも、そもそも無茶を言わなさそうなデザイナーさんを雇ったり、組んだりしてるんとちゃうかな。ほら、図星やろ(笑)。

えっ、おかもっちゃんとこはどないやねんて? そらウチなんかは・・・、おっと今回もしゃべり過ぎたみたいやな。続きは今度、飲みながら話しましょうや(笑)。

おかもっちゃんの「製造業集まれ!」~織物工場編Vol.8~をお楽しみに! そろそろ終幕かと思いきや、おかもっちゃんはますます絶好調、いや、舌好調です!

(聞き手・コピーライター 森原英壽 挿絵・アート印刷スタッフ 矢部

※取材・執筆・ブログ代行等、コピーライティングのプロにお任せ下さい。
ご相談は、iStome2・アート印刷の岡本さんまで!

*****************************************************************
森原さんは、自分の中に眠っている潜在意識まで呼び起こしてくれます。
喋れるけど書けないって人、意外に多いのではないですか?
何を隠そう私もその一人です。いつも森原さんに助けられています。
想いがあっても伝えられない、印刷会社としてあるまじきですが(笑)
人のことはできるんですよ〜。
いつも、私の中に眠っている何かを引き出してくれます。
心当たりのある方は、相談しても損はないと思います。
岡本(談)
*****************************************************************
今回のイラストは、弊社新入社員の矢部が作成しました。
イラストのご用命があればご相談ください。
*****************************************************************

Facebookで更新情報をチェック!

コメント