In-house自分たちのために、自分たちで作ってきたもの
印刷会社がなぜプログラムを書くのか。答えは単純で、 自分たちの仕事に合う道具が売っていなかったからです。それが1999年から続いています。
1999
見積もりシステムを、自分たちで作った
27年 稼働中- そのころの困りごと
- 印刷の見積もりは、用紙・製版・印刷・加工と工程が分かれていて、市販のソフトでは自社のやり方に合いませんでした。人によって出す金額が違う、という問題もありました。
- やったこと
- FileMakerで見積もりシステムを自作しました。企画・デザイン・版下・用紙・製版・印刷・加工・営業経費の8工程で積み上げる形にして、誰が叩いても同じ考え方で金額が出るようにしました。
- いま
- 27年たった今も、毎日使っています。作ったきりではなく、仕事のやり方が変わるたびに手を入れ続けてきました。
2013
保険代理店向けの、オンライン受注システム
13年 稼働中- そのころの困りごと
- 全国の代理店から、電話とファクスで注文をいただいていました。商品数が増えるほど、聞き間違いと転記ミスが起こりやすくなります。
- やったこと
- 会員制の受注サイトを開設しました。DMハガキやチラシを画面で選び、数量を入れて発注いただける形です。前回と同じものは「再購入」から増刷できるようにしました。
- いま
- 13年たった今も現役で、代理店の皆様にお使いいただいています。ネットで受注する印刷会社を、10年以上前から続けてきました。
2024
朝礼に、AIが出席している
AI- 困りごと
- 毎朝の朝礼で決めたことが、書き残されないまま流れていました。誰が何を引き受けたのかが翌週には曖昧になります。
- やったこと
- 朝礼にAIを参加させ、議事録の作成と申し送りの整理を任せました。話が長引いたときの論点整理もさせています。
- いま
- 朝礼の記録がたまったので、過去267日分をAIに読ませて、何が繰り返し議題に上がっているかを分析しました。「気のせい」だと思っていた傾向が、数で見えるようになりました。
2026
経理の手作業を、プログラムに置き換えた
AI × 開発- 困りごと
- 月末になると、請求書の作成、銀行データの取り込み、入金の消し込み、仕入の支払照合が一気に押し寄せます。手作業が多く、月に何日も持っていかれていました。
- やったこと
- 請求書の発行、銀行CSVの台帳取込、入金消し込み、仕入支払の消し込み、決算期の切り替えを、すべて自社開発のプログラムで自動化しました。専門の開発会社には頼まず、AIと一緒に作りました。
- いま
- ボタンを押すだけで一連の処理が終わります。経理のデータは社内向けのウェブページで見られるようにしました。数字を確認するのにファイルを開いて回る必要がなくなりました。
2026
月額のかかる外部サービスを、自前のプログラムに置き換えた
AI × 開発- 困りごと
- お客様向けの申込フォームを、月額のかかる外部サービスで運用していました。項目を1つ変えるにも手間がかかり、表示が出るまで数秒待たされる状態でした。
- やったこと
- 同じフォームを、自社サーバー上で動く自作のプログラムに置き換えました。郵便番号からの住所自動入力、入力内容のその場チェック、申込データの自動蓄積まで含めて作り直しています。
- いま
- 月額はかからなくなり、表示は開いた瞬間に出るようになりました。一度作ったので、別の案件にも項目を差し替えるだけで使い回せます。
Why it matters
だから、「AIをどう使うか」の相談に、
実際にやったことで答えられます。
うまくいったことも、途中でやめたことも、自分の会社で先に試しています。 「こういうことはできますか」と聞かれたとき、カタログではなく、 自分たちが踏んだ手順でお答えできるのが、いちばんの違いだと思っています。