製造業集まれ！ iStome2（アイストーム）ブログ、第三歩
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バリがバリバリにヒドイ！ シャレにならないほどに。
iStome2の皆さま、天候不順な昨今ですがお元気ですか。ブログ担当のフリーライター、森原です。アート印刷・岡本さんとの迷コンビで、iStome2の歩みをご報告させていただきます。
前回までのあらすじ：
iStome2のメンバー「鳳凰」さんから「アート印刷」さんに、ある相談が寄せられ、同じくメンバーの「アートクラフト」さんとのマッチングに成功。ところが鳳凰さんが新たに取引し始めた某社が、プロとは呼べないお粗末な仕事ぶりで…。 ※詳しくはバックナンバーをご覧ください。
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「切断面のバリがひどく、そのままやと点棒の本体部分に嵌らない。仕方がないから納品後、鳳凰さんがバリ取り作業をしていたんやて。そんなんおかしいやろ！」。
アルコールの勢いもあって、岡本さんの顔はみるみる真っ赤に。振り上げたジョッキをテーブルにドンッ、ということはなく、再びしみじみと語り始めたのでした…。
バリというのは、皆さんご存知のようにどうしても発生してしまうもの。とは言え、多くの場合は、ひと手間かけるだけで滑らかに仕上げることが可能です。しかし、某社の切断作業で発生したバリはあまりにもトゲトゲしく、リューターを用いた手作業でしか取り除けないのだとか。通常の10倍以上もの手間と時間を費やすほどで、とうとう納期に間に合わない状況に…。
「そんな時、頼りになるのがiStome2。鳳凰さんから『大至急、バリ取り業者を探してほしい』とお願いされて、メンバーの『ウイン』さんにお声がけしたんや。同社は箔押しやメッキ、シルク印刷、検品作業を手掛けるプロで、バリ取りもお手の物。無理を利いてもらったおかげで、鳳凰さんは無事、期日内に納品できたんやで。ええ仕事してるやろ、ん？」。
右手に箸、左手にジョッキの私に「おい、聞いてるか！」の勢いで前のめりに話す岡本さん。大丈夫、両手はふさがっていても、両耳は空いております。うなずきながら聞いていると、鳳凰さんからは別の依頼も受けていた様子。
いつまでもバリ取りを外注するわけにいかないので、次のロットからはもっとクオリティの高い業者に頼みたいと。そこで数社に当たってみたものの、なかなか条件面が合わなかったそうです。iStome2の快進撃もここまでか、と思いきや…。
「あらためて鳳凰さんに話を聞くと、点棒自体の製造会社は以前のまま。廃業に伴って某社に頼んだのは切断作業だけやったんやて。それなら何とかなるかもしれんと思って、再び皆さんに声を掛けてまわったんや」。
岡本さんはこの時、メッキ加工の企業も同時に探していたと言います。点棒のメッキ加工は、某社から発注していたそうなので、そことの取引がなくなると必然的に別のメッキ加工業者が必要になるわけです。
「で、この件に関連するのが、ずっと前から聞いていた別の話し。じつは以前、これもiStome2のメンバーで独創的な飲料機器、美容機器、その他製品の企画・開発・製造・メンテナンスをを扱う『リード』さんから美容機器の部品について相談を受けていて…」。
「企業マッチングって、思った以上にややこしいものだなあ」と感心したのは、後日のこと。当時は私も岡本さんに負けない赤ら顔で、話題の飛躍に目を白黒させるばかりでした。
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