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2017/07/14

製造業集まれ! iStome2(アイストーム)ブログ、読まないと「あとで後悔する」重ね言葉編

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「ラクしてガバッと業績がアップするアイデアは無いか!?」。あまりの無茶ぶりに静まり返る会議室。しかしそこに、ある社員の声が響き渡りました。「私に任せてください! 一番ベストなプランがあります!」。

 意見は聞いてみたいですが、この人物に重要な案件を任せるのはやめた方が良いかもしれません。「一番」と「ベスト」の重ね言葉を平気で使っていますから。

「重ね言葉」は「重言」「二重表現」とも言い、修飾語と述語が重複する言葉のこと。「馬から落馬する」「頭痛が痛い」などはよく知られていますが、気づかずに使っている表現も少なくないようです。

例えばタイトルに用いた「あとで後悔する」。活字にすれば違和感アリですが、会話の中では普通に使っていますよね。「過半数を超える」「あらかじめ予定する」「まず第一に」「まだ未定」なども同類と言えるでしょう。

日本語と英語を組み合わせた重ね言葉も、無意識に用いられているようです。「排気ガス」「クーポン券」「思いがけないハプニング」などは、文字にしてもすんなり読み進めてしまいますよね。

暑さの厳しい昨今、暑中見舞いを書く際に気をつけたい重ね言葉は、「お体をご自愛ください」。自愛は「自らその身を大事にすること」で、「お体を」と記す必要はないようです。「炎天下のもとで」「連日暑い日が続く」も気をつけたいところです。

とは言え、重ね言葉が間違いというわけでもなく、できれば避けたい程度、という意見も。中には、あえて重ねた方が伝わりやすい言葉も少なくないようです。「そもそもの発端」「最後の追い込み」「クルマに乗車」も重ね言葉ですが、「発端」「追い込み」「乗車」よりもイメージしやすいのではないでしょうか?

最後に「これは気づかんわなあ」と思った重ね言葉を列記すると・・・。「決着がつく」「従来より」「遺産を残す」「かねてからの懸案事項」「最後の切り札」「留守をまもる」「挙式をあげる」などがありました。

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iStome2ブログ読まないと「あとで後悔する」重ね言葉編。いかがでしたか? 皆さまからのご意見・ご感想などお寄せいただければ幸いです!!

(コピーライター:森原英壽)

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