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2017/10/16

製造業集まれ! iStome2(アイストーム)ブログ、めっちゃ、なまら、でーじ・・・方言の不思議編

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ある地方のご長寿さん数人から昔話や民話を聞いて本を書く―。ずいぶん前ですが、そんなご依頼がありました。「へえ~」「なるほど」がいっぱいの貴重な体験でしたが、ひとつだけ困ったことが・・・。それは“方言”です。

「違う」を「ちゃう」と言うくらいなら問題ありませんが、なんのことやらサッパリわからない言葉も。取材後、ICレコーダー(当時はカセットテープレコーダー)の音声を何度も聴き直し、図書館で調べたり、地元の役場で尋ねたりしたことが思い出されます。

日本全国に目をやれば、「とても」という表現が大阪では「めっちゃ」、北海道は「なまら」、沖縄県では「でーじ」に。秋田県では「しったげ」、東京都は「べらぼー」、徳島県では「ごっつい」、鹿児島県は「わっぜ」と、ビックリするほどアレコレ変化するようです。ちなみに「ちゅらさん」は、沖縄の方言で「きれい・美しい・美人」を指しています。

狭い国と言われる日本で、なぜこれほど多くの方言が生まれたのか。調べてみると、険しい山や谷、急な川が多い我が国独自の地形、ユニークな歴史が関係していました。

電車もクルマも無い時代、山間部などでは隣の村に行くのもやっとこさという状況。地域どうしの交流が乏しい中、それぞれの社会で独自の言葉が生まれ、根づいていったのだとされています。

また、「藩」制度が普及した江戸時代には、違う藩を訪ねる際に関所という検査機関の許可を得なければならず、これも交流が滞る原因となったようです。

「方言が生まれたのはかなり古い時代なのかな?」と思いきや、現代を舞台にした「新方言」というジャンルもあるのだとか。

たとえば私たちはハンバーガーチェーンのマクドナルドを「マクド」と呼びますが、多くの地方では「マック」と言います。この場合「マクド」も新方言と言えるのだそうです。

駐車場を「モータープール」と呼ぶのは大阪人には当たり前ですが(ですよね?)、じつはこれも大阪府を中心とする関西独自の新方言だとか。

名古屋あたりでは自転車を「ケッタ」や「ケッタマシン」と呼び、仙台ではジャージーを「ジャス」、和歌山県ではビーチサンダルが「水雪駄」に・・・。

こうした「新方言」は、今後も生まれてきそうな予感。いっそ自分たちで生み出して、SNSなどで広めていくのも面白いかもしれませんね。

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(コピーライター:森原英壽)

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