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2017/12/16

おかもっちゃんの「製造業集まれ!」 ~織物工場編Vol.2~ iStome2(アイストーム)ブログ

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では、いよいよボクが訪ねた静岡県の個性的な織物会社2社をご紹介します。最初に訪ねたA社が追求しているテーマは「どれだけ細い糸で布を編めるか」。

布を織る機械、つまり織機には、どうやら「細い糸用」と「太い糸用」があるらしい。A社では「細い糸用」の織機を使ってるんやけど、これがハンパやないんですわ。

細い糸て言うても程度の違いがあって、「まあまあの細さ」と「極細」があってね。「細い糸用」の織機で「まあまあの細さ」の糸ばかりを編んでいて、いきなり「極細」の糸を編もうと織機を調整しようとすると、それだけでえらい時間を食うてしまうらしい。

時には機械の調子がおかしくなることもあるんやて。じつはそのへん、ボクもよくわかるんねん。紙の厚みを変えると、やっぱり印刷機も調子悪なったりするんで。工場関係者なら「そうそう」とうなづく人も多いんとちゃうかな。

そんなこともあって、このA社は「極細」の糸での織物加工に特化してるんやて。

単純にたくさんの仕事を受注しようと思たら「細い糸から太い糸まで任せなさ~い!」となるのがふつうやろ。それをやで、自分で仕事の範囲を狭めて、時にはお客さんに「その太さはウチでは扱いません(キッパリ!)」て断るて言うから恐れ入るわ。

まるで「極細」のロープを綱渡りするような勇気が無いと実行できないA社の経営戦略。吉と出るか、凶と出るか・・・。

結果は「吉」どころか、アッパレな「大吉」! わき目もふらず「極細」に特化することで、機械の調整時に発生しがちな誤差もなく、また同様の作業を繰り返すことで職人の腕前も確実に上がっていくわけや。

「どこよりも商材を絞り込む代わりに、どこよりも製品の仕上がり精度を高くする」。

この戦略が大当たりで、全国から仕事の発注が押し寄せてるんやて。なるほどですよね。簡単にマネできることやないと思うけど、検討してみる価値はありそうやね。いいや、絶対あるに違いない(笑)。

さて、ここで何度も話している「極細」の糸。これをつくるのにも、やっぱり優れた技術力が求められるらしい。ほとんどが国産品で、たまに海外からも輸入されるらしいけど、じつは輸入品の方が・・・。

おかもっちゃんの「製造業集まれ!」~織物工場編Vol.3~をお楽しみに! メイドインジャパンの秘密が明らかに!?

(聞き手・コピーライター森原英壽)

※取材・執筆・ブログ代行等、コピーライティングのプロにお任せ下さい。
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森原さんは、自分の中に眠っている潜在意識まで呼び起こしてくれます。
喋れるけど書けないって人、意外に多いのではないですか?
何を隠そう私もその一人です。いつも森原さんに助けられています。
想いがあっても伝えられない、印刷会社としてあるまじきですが(笑)
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