サーバ？ 自前ですよ！ vol.9　～メリット編～　iStome2（アイストーム）ブログ

アート印刷ではメインサーバに“レイドシステム”を採用している、と話すおかもっちゃん。複数のディスクに情報を分けて保存する仕組みで、そのうち1個のディスクが壊れて情報が消えても、その他の正常なディスクの働きで、取り換えたディスクに元あったデータを復活させてくれると言います。

「ハードディスクも予備を置いているから安心。ハードディスクは壊れてしまうもの、という心構えも大事やね」

しかし20年分のデータともなれば、相当な量になりますね。しかもデザインは世の中の流行と同じで、つねに変化していくでしょう？

「デザインのリニューアルや新規制作のお仕事は、多数ご依頼いただいております。そんな中、10年以上も変わらずご愛顧いただいている名刺や封筒、伝票なども、確かに存在しているのです」

あれっ、ビジネスモード突入？ いきなり標準語で語りはじめたおかもっちゃん、いや岡本社長！

「自慢するつもりはないのですが、今までにお引き受けした仕事はすべて記憶しております。本当はサーバも不要、と言いたいところですが、事細かく憶えているわけではございません」

それは例えば、お客様に言われたら思い出す程度とか？

「そのとおり、社員からは“歩くハードディスク”と言われています（笑）。私にとって、仕事はストーリーなんです！ 森原さんも人生を振り返ってみて、例えば子どものこととか、節目の出来事は憶えているでしょう？ それと同じで、仕事一つひとつにストーリーがあるのです。あの人とはこんな仕事をした、この時はこんな成功や失敗をしたとか…」

私も印象的な出来事は、前後の展開まで憶えています。初めてのツーリングで帰宅直前に転倒したとか、行列に並んで買った限定品が近所で特売していたとか…。ううっ、この話題、これくらいでいいですか（泣）。

「サーバの話に戻しますが、アート印刷では独自の保存方法を構築しています。作業者本人が関与していない仕事でも、ある程度のキーワードで検索することが可能です。こうして話すとサーバにはメリットばかりのようですが、じつはデメリットもあります」。

えっ、まさかの告白！？ デメリットについては次回、いつもの口調でお願いします（笑）。

（コピーライター・森原英壽　挿絵・アート印刷 矢部）

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森原さんは、自分の中に眠っている潜在意識を呼び起こしてくれます。
喋れるけど書けないって人、意外に多いのではないですか？
何を隠そう私もその一人です。
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今回のイラストも、弊社イラストレーターの矢部が作成しました。
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